主人公の琢磨は幼い頃に母を亡くした。
その母の代りに台所に立ってくれた存在がいた。
それは家が隣同士で幼馴染の芙美だった。
時にお節介だけどいつも琢磨を心配してくれる家庭的で包容力のある女の子。
そんな彼女は琢磨にとって、母を失った悲しみを埋めてくれる程に大きな存在だった。
年頃になった琢磨は焦り始めていた。
あんなに料理がうまくて可愛いんだ…もたもたしていると他の誰かに奪われてしまうかもしれない。
そんな焦燥感に悩む琢磨の死角をつき、芙美を虎視眈々と狙う肉食がいた。
それは過去に幼い琢磨を見殺しにしようとした男。
琢磨がこの世で一番憎むべき人間、父の豪生だった。
『芙美のことが好きなんだろう? あれはいい女だ』
『母さんに匹敵するくらいのな…』
その言葉に悪寒を感じる琢磨。
まるで‘俺好みの女’と言わんばかりのその言葉に…
最近、芙美と豪生の様子がおかしかった。
まさか、まさか。
『嘘だよな芙美っ……こんな奴に堕とされてなんかいないよな!?』
原画:TK4
シナリオ:須永成人(監修P♯E)
CV:本多未季
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